気分はいつも五月晴れ

自称ゲーマー・ブレイブの気まぐれ日記(・ω・)ノ いろんなことちまちまやってたりします(=ω=)

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コミナと魂の絵本 ~プロローグ~  

どうも。
あれからちょうど1週間ですや。

なにやら始まりました新作ですよー。

プロローグということで、ダラダラと長いものが続きますが、まあ、そこは久しぶりの書き物ということで許してくださいな。

主人公はオリジナルです。
今一番やりたいと思っていた要素を持たせたキャラクターを練り練りしました。

それではそれでは。





ことの始まりは一冊の絵本であったのかもしれない。
 
まだ5歳程の幼い栗毛の少女・コミナは、ふとしたきっかけで地元の図書館の倉庫に潜り込んでいた。

特別本が好きという訳ではなかったが、好奇心旺盛なコミナは探検ごっこが好きで、今回もその一つであった。

親に叱られる前に帰ろうとしたその時、本棚の隙間から仄かに光るものが目に入った。

近付いてみるとそれは金縁のある白い本だった。
しかし、コミナはその本に違和感を感じた。

こんな倉庫の本棚の隙間にあったのにも関わらず、汚れどころかホコリすらついていないのだ。

その時のコミナはそこまで考えることは無かったが。

そして本を開いて見ると、この本が絵本であることが分かった。
文字が少なく、1ページごとに1つのイラストで構成されている。
これなら幼いコミナでも読み進められる。

内容は、一人の少年が白いドラゴンと友達になり、その友情を育んでいくストーリーのようだ。
コミナはすっかり気に入り、夢中になって読み進めた。
 
丁度全体の真ん中に差し掛かろうとしたところだろうか。
ページをめくった瞬間、本から光が発せられた。

驚いたコミナはうっかり手を離し、本を床に落としてしまった。

光の中から小さな何かが現れた。
なんとそれは、今まさに本で読んでいた白いドラゴンであった。

「きゅー。」

白いドラゴンは可愛らしい鳴き声をあげると、コミナに近付いてきた。
コミナが恐る恐る手を伸ばすと、ドラゴンはその匂いを嗅ぎ、顔を擦り寄せてきた。
どうやら懐いてしまったようである。

その様子にコミナも思わず、

「可愛いドラゴンさん!絵本と同じだ!」

と、声を出してしまう。
慌てて口を手で抑えながら、ドラゴンを抱えて倉庫から抜け出そうとした。

しかし、ドラゴンはコミナの袖を加えて引っ張る。まるで出て行くのを引き止めるかのようだ。

「どうしたの?」

コミナは、ドラゴンが自分が出てきた絵本をじっと見つめていることに気付いた。

「あの絵本もないとダメなの?」

と、言いながら白い絵本を拾うと、ドラゴンがその中に戻ってしまった。

「えー?」

すると絵本からドラゴンの首がひょこっと飛び出た。
ふたたび「きゅー」とひと鳴きすると、引っ込んでしまった。

「よく分かんないけど、絵本がおうちなのかな?」

と、コミナが呟くと、本の中からドラゴンがまたひと鳴きした。
どうやら正解らしい。

「…こっそり持って帰っちゃお!」

泥棒である。
当然、一緒に来ていた両親に見つかってしまった。
が、どうしてもこの本が欲しいとお願いしてみると、図書館の人から売ってくれる事となった。
倉庫の下に落ちていた古びた絵本、ということで、子どものお小遣いでもすんなり買えるほどの値段で済んだのが更にラッキーであった。
10年前に見つかったが、出所不明で特別価値のあるものとはみなされなかったようだ。

「そうだ!名前をつけてあげなきゃ!」

「絵本と同じで、クリスタって呼ぶね!」

こうして絵本から生まれ白いドラゴン・クリスタとコミナの生活が始まった。
 
それから7年の月日が流れ、クリスタは10mを越す巨大なドラゴンに成長しいた…。

「デカすぎじゃない!?」

12歳のコミナは思わず叫んでいた。

「でもカッコイイ!その上で懐いてくれてるのがとっても可愛い!」

そして感覚もちょっとズレつつあった。

クリスタはコミナの言う事に忠実で、良い相棒となっていた。
頭が良く、話すことは出来ないが人語を完全に理解している。
ついでに雑用や護身まであらゆる芸(?)をこなしている。

「正義の味方、コミナ参上ー!!」

どうやらコミナの住む街は、近頃犯罪がめっきり減ったようだ。

「ぎゃぁぁぁ!噂の白ドラに目をつけられたぁぁぁぁ!!」

「目の前で泥棒なんてするからよ!クリスタ、おしおき!」

「ぁぁぁぁぁ!これが噂の前足プレスぶっふぇ!!」

「大袈裟ね。クリスタは軽く前足で押さえつけているだけよ。」

「あらあら、今日もコミナちゃんが張り切ってるわねぇ。」

「ほーんと。でも目の前にいるのに、普通やるかしらねぇ?」

どういう訳かクリスタの存在は公に認知されてしまっているようだ。

この街、多分おかしい。

さて、そんなこんなでコミナの住む街は平和な日々を送っていた。

しかし、それも長くは続かなかった。

ある日突然、謎の生物が現れたという噂が流れ始めた。

目撃者の噂では、それはそれはファンシーな見た目をしているらしい。

緑色でゼリーのような体の丸い生き物、宙に浮く子供用のぞうさんジョウロ、跳ねるサボテンの植木鉢などなど、生物というのも呼び難いが、とりあえず可愛らしいヤツらであった。

それだけならむしろ平和に余計なエッセンスが加わりそうなものだが、そうではなかった。

この謎の生物達が現れると、その近辺にある物が何かしら消滅してしまうのだという。

神出鬼没で未だ調査も進んでいない。
街の者は徐々に不安に包まれていった。

「謎の生物といえばクリスタも謎よね?」

「きゅー。」

「でもクリスタの周りで何か消えたりしてないし、関係があるようには思えないわ。」

「きゅー!」

「鳴き声も昔から変わってなくてとっても可愛いし!」

「ぎゅ…。」

「気にしてるのね…。とにかく気になるわ。クリスタ、調べにいこ!決して可愛いから気になってるわけじゃないから!」

「きゅー。」

「大丈夫、クリスタの力があれば怖いものなんてないもの!」

アテはないが意気揚々と街に繰り出すコミナだった。

数時間後。

「何処にも出てこない…。やっぱりアテもなく探し回るのはダメだったかなぁ?」

「きゅー。」

「クリスタの力も探すのには使えないみたいだし、困ったわねー…。」

白い本を抱えながら歩くコミナ。
既に日も沈み、辺りは真っ暗。
だが変質者なんぞは現れない。出てくれば返り討ちにあうのがオチである。

「あれ?あそこに何かいる!」

見ると、長髪の女性が倒れていた。
髪色が緑色をしており、フリルのついたシスター服のような格好をしている。

「これって…行き倒れってことだよね…?」

「きゅー…。」

「こんな人、明らかにこの街の人じゃないわ。生きてるみたいだし、一旦家に運びましょ。クリスタ、お願いね。」

「きゅー!」

クリスタが本から出て、女性を持ち上げると、その手から2冊の本のようなものが地面に落ちた。

「これは…絵本?クリスタの絵本と似た雰囲気がする。もしかしてこの人って私と同じような能力の人なのかしら。」

片方は赤、もう片方は黄色が基調の絵本だ。
中をパラパラとめくると、どうやら2人の女の子の友情の物語のようである。
赤い本と黄色い本で結末は同じだが、そこまでに至る物語がそれぞれの女の子のものになっている。

「どっちも絵が同じ感じがする。同じ作者なのかしら?」

コミナはその絵本を抱え、立ち去ろうとした。
その時であった。

ーぺとっ

「えっ?」

振り返ると緑色のゼリーのような丸い生き物がこちらを見つめている。

「で、出たぁぁぁー!!」

「ぎゅっ!?」

クリスタも女性を背中に乗せながら振り返る。

「ど、どうする私…け、蹴る!?」

「ぎゅう!?」

「可愛いけど、何か消えちゃう前に何とかしないと!」

「きゅー!」

クリスタが口を開けると、何やらエネルギーが溜まっていく。

「優しくね!弱めね!弱火でポンッて感じでね!?」

「きゅー。」

ひと鳴きすると口から小さな小さな小さなエネルギーの玉がゆーっくりと放たれた。

特に避ける行動も取るわけではなかったので、そのまま丸い生き物に命中する。

ーポムッ

「ー!」

すると丸い生き物の体がキラキラッと光り、

ーパァンッ!!

盛大な破裂音と共に、丸い生き物は消滅した。

「えー…と…。」

「…。」

丸い生き物の居た後には、宝石のような丸い物体が3,4個転がっていた。

「とりあえず、拾っていこうかな…。」

丸い物体を拾いポケットにしまったコミナはその場を立ち去った。


……To be continued

category: 何かの物語

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